社長と社員がすれ違う本当の理由
2026.05.25
「なんでこんな簡単なことが伝わらないんだ」
そう思ったことはありますか。
社長が「これ、こうやれ」と言ったのに、社員が思った通りに動かない。
もう何度も同じことを言っている気がする…。
でも社員側から見ると、こう思っていることが多い。
「なぜ急ぐのか意味が分からない。もう少し準備してから動きたい」
これが、多くの会社で繰り返されている「すれ違い」の典型例です。
■二人は、世界の見え方が違う
人には、大きく分けて「仕事に向き合うときの4つのタイプ」があります。
「創るタイプ」は、新しいアイデアや可能性を見ています。
まず動いて、考えながら修正する。
「とりあえずやってみよう」が自然な姿勢。
「繋ぐタイプ」は、人との関係やチームの空気を見ています。
誰が喜ぶか、どう伝えるかが先に気になる。
「守るタイプ」は、今確実にできることを見ています。
準備と確認を重ね、着実に実行する。変化より安定を大切にする。
「整えるタイプ」は、仕組みとデータを見ています。
根拠と再現性を求め、なぜそうするかが見えないと動けない。
どれが正しくて、どれが間違いということはありません。
ただ、同じ場面でも「何を見ているか」がまったく違うのです。
■指示がすれ違う理由
「創るタイプ」の社長が「とりあえずやれ」と言う場合、頭の中にはすでに完成イメージがあります。でもそれは言葉にされていない。
「守るタイプ」の社員は「とりあえずやれ」を受け取るとこう考えます。
「何をどこまでやればいいのか分からない。失敗したくないから、確認してから動こう」
これが「細かい質問が多い」「スタートが遅い」に見える原因です。
「創るタイプ」の社長に必要なのは、「完成イメージを言語化して渡すこと」。それだけで、相手の動きは劇的に変わります。
■心に響く伝え方は、タイプによって違う
ある会社では、社員それぞれの特性を知ってからこんな変化がありました。
「相手のプロファイルに合わせた『心に響く伝え方』ができるようになり、指示のズレがなくなった」
同じ内容を伝えても、タイプに合わせた言葉を選ぶだけで、社員の動き方が変わります。
■すれ違いが多い相手こそ、最強のパートナー候補
「なんであの社員とはうまくいかないんだろう」と思う相手はいますか?
そこにはたいてい、タイプの「対角線」の関係があります。
お互いに見えているものが最も違う組み合わせが、最もすれ違いやすい。
でも同時に、最も補い合える組み合わせでもあります。
「創る」が描いた方向を、「守る」が丁寧に実行する。
「繋ぐ」が広げた関係を、「整える」が仕組みにする。
この補い合いができると、組織は急に強くなります。
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