1on1がうまくいかない・効果がない原因は?部下の本音を引き出す対話と質問のポイント
2026.09.15
「最近どう?」
「特に問題ないです」
「何か困ってることある?」
「大丈夫です」
「……そっか」
1on1、終了。
こんな経験はありませんか?
社員とのコミュニケーションや人材育成を目的に、
1on1ミーティングを導入する会社は増えています。
一方で、経営者や管理職の方からは、
「1on1をやっているけれど効果が分からない」
「部下が本音を話してくれない」
「毎回同じような話で終わる」
「何を質問したらいいか分からない」
という声も聞きます。
全員に「同じ質問・同じ進め方」をしていませんか?
もちろん、1on1そのものが悪いわけではありません。
ただ、一つ気をつけたいことがあります。
それが、 全員の部下に同じ質問、同じ進め方をしてしまうこと。
たとえば、 「将来どうなりたい?」 という質問。
これを聞かれて、
「実はこんなことをやってみたいんです!」
と話が広がる社員もいます。
一方で、
「うーん……特にないです」 となる社員もいます。
だからといって、後者に向上心や成長意欲がないとは限りません。
将来の大きな話より、
「今、何に困っているか」
「今の仕事をどう改善するか」
という具体的な話の方が考えやすい人もいるからです。
他にも、
- 自由に話してもらった方が、どんどん話せる人。
- 具体的な質問をされた方が話しやすい人。
- 話しながら考えを整理する人。
- 一度持ち帰って、じっくり考えてから答えたい人。
部下によって違います。
相手が「話しやすい質問」に変換してみる
つまり、 良い1on1とは、
「良い質問リストを使うこと」だけではなく、
目の前の部下に合わせて対話の仕方を変えること。
なのかもしれません。
もし1on1がマンネリ化していたら、次回、質問する前に一度、
「この人は、どんな話なら話しやすいだろう?」
と考えてみてください。
たとえば、 「将来どうしたい?」 では答えづらそうなら、
「最近の仕事で、やりやすかったものって何?」
と聞いてみる。
「何か困っていることある?」 で何も出ないなら、
「今の仕事で、一つだけ面倒なことをなくせるなら何?」
と聞いてみる。
質問を少し具体的に変えるだけで、
今まで出なかった本音が出てくることがあります。
正解の質問を探すより「相手を理解する」こと
また、1on1で大切なのは「話させること」だけではありません。
上司が、
- 「この人は何に関心があるのか」
- 「何を大切にしているのか」
- 「どんな場面で力を発揮しているのか」
を観察する時間でもあります。
1on1の質問に唯一の正解はありません。
大切なのは、
質問の正解を覚えることではなく、相手を理解すること。
その人に合ったコミュニケーションができると、
1on1は単なる定例面談ではなく、
社員育成やマネジメントの大切な時間に変わっていきます。
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