タレントらくだ

vol.6「一人で経営ができる限界はすぐそこにある」

2024.02.15

中小企業には様々な段階の「壁」があります。売り上げ規模なら1億、5億、10億、30億の壁と言われているし、社員規模なら10人、30人、50人、100人の壁となる。

それだけの売り上げや人員を社長一人でマネジメントするのは厳しいので、ピラミッド型の組織を作り管理体制を整える。

正直、私はそれでは「もの足らない」と思っている。

何故なら、タレントダイナミクスの才能プロファイルで分かる通り、偏りが起こるからである。

社長一人のプロファイルに頼って経営をすると、どうしても偏りが生じる、その偏りをもっとも感じるのが「壁」に当たった時で、そこを超えようとするときである。

かたや、大成功している会社には必ずと言っていいほど、早い段階から共同マネジメントを取っている会社が多い例をよく見る。

※ホンダの本田宗一郎と藤沢武夫
※ソニーの盛田昭夫と井深大
※マイクロソフトのビルゲイツとスティーブバルマー
※アップルのスティーブジョブスとスティーブウォズニアック

そして私の愛車である、
※ハーレーダビッドソンの、ウィリアムハーレーとアーサーダビッドソン

実は私がなぜそれを実感するかと言うと、私自身と私の会社の専務との共同マネジメントがそれにあたるからだ。

彼は私が3歳のころからの親友で、実家も歩いて1分ほどの距離、幼稚園から中学まで同じ学校に通っていた。いわゆる幼馴染である。私の結婚式の際には二次会の取りまとめもしてくれた。そんな友人と二人で会社を育ててきた。

高卒の私とは違い、専務は大学卒で一般的な企業での勤務経験もあるし、アメリカで事業をしていた事もある。そんな彼が仕事に疲れて私に会いに来た時に、とっさに誘ったのがきっかけで私が社長になって3年くらいの時に、役員として来てくれとお願いして強引に引き込み、共同でマネジメントを始めた。

気心知れた二人だからこそ、ぶつかる事もあったが、今の事業規模まで持ってこれたのだ。

当時、5名の会社が現在は100名を超えている。

そんな彼はテンポの周波数の人で、私はクリエイターです。

今でも確実に言えるのは、彼がいないと今の私は無いし、今の会社規模には絶対になっていない。

私は早い段階でそんな共同マネジメントができる仲間に恵まれたのが成功の要因だったとつくづく感じている。

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