タレントらくだ

その社員、本当にダメですか?

2026.05.14

社員に対して、こんなことを感じたことはありますか。

• とりあえず動いてくれない、スタートが遅い
• 細かい質問・確認が多くてスピードが落ちる
• リアクションがない、または遅い
• 新しいことに取り組まない
• できない理由ばかり言う

もしそう感じているなら、今日お伝えすることは、あなたの見方を少し変えるかもしれません。


■「イライラ」の正体は、期待値のズレだった

ある会社の社長は、こんな経験を話してくれました。

「以前は『なんで私と同じようにできないの?』とイライラすることもありました。でも、社員それぞれの特性を知ることで、『この人はこういう特性だから、こういう伝え方をすればいいんだ』と納得できるようになりました」

このイライラの正体は、「自分と違う動き方をする人への、無意識の期待値のズレ」です。

「なぜ自分と同じようにできないのか」。
この問いを持っている限り、社員への不満は消えません。
でも「この人はこういう特性なんだ」と分かった瞬間、その問いが消えます。


■「遅い」「慎重すぎる」は才能の裏返し

仕事への向き合い方には、大きく分けて2つのタイプがあります。

「まず動いて、考えながら修正する」タイプと、
「準備を整えてから、確実に動く」タイプです。

「まず動く」タイプの社長から見ると、
「準備してから動く」社員の動きは、あまりにも遅く、頼りなく見えます。

でも実は、その慎重さが組織の実行力を支えています。
ミスを防ぎ、顧客との関係を丁寧に守り、
日々のルーティンを崩さずに続ける——
これができる人がいるから、会社は安定して動いていきます。


■「なんで動かないんだ!」の前に、届けられていますか?

「準備してから動く」タイプが動き出すには、3つの情報が必要です。
なぜこれをやるのか。
どうなれば成功なのか。
誰が何をすべきか。
——この3つです。

「まず動く」タイプの社長は、頭の中にこれが全部ある。
だから省略して「とりあえずやれ」と言ってしまいがち。
でも社員には、その頭の中が見えていない。

届いていない情報があるから、動けないだけなんです。
コミュニケーションの構造問題です。


■共通言語ができると、組織の空気が変わる

社員の特性を知った会社では、こんな変化が起きています。

「お互いの特性を認め合う共通言語ができ、感情的な摩擦やストレスが激減した」「社内の空気が本当に柔らかくなった」——これは一つの会社だけでなく、複数の会社で聞かれる言葉です。

「うちの社員はダメだ」という感情が「なるほど、こういうタイプなんだ」という理解に変わると、組織の空気は確実に変わっていきます。

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